奈良井宿は４００有余年の伝統を誇る木曽漆器の生産地として名を馳せてきました。特に木曽ヒノキを利用して作るメンパ（弁当箱）とそばセイロは全国に奈良井宿からも沢山出荷されてきました。自然豊かな資源をもとに数々の土産食品や工芸品が開発されております。当店では、産地ならではの土産品もお店に置いてございます。

さるなしとは
さるなしは、マタタビ科の落葉樹で、別名「こくわ」｢シラクチカズラ｣とも云われています。果実はナシに似ており猿が好んで食べることから、その名が付いたとも云われております。昔から｢猿酒｣などとよばれ、山で採ったさるなしの実を絞り、一部の愛好家や里人に珍重されていました。秋に熟す果実の中でも、もっとも美味な一つであり、その芳香と甘味は抜群です。表面に毛が無いため皮をむくことなく食することができます。かすかな酸味と甘味から「珍菓」と評する人もいます。また、ビタミンCなどの栄養価も高く、タンパク質分解酵素も大量に含み、疲労回復、強壮、整腸、補血、などの効果があると云われています。（※効果を保証するものではございません）なお、キウイフルーツは中国原産のさるなしがニュージランドで改良されたものです。